天使のはしご 3月町だより

"March comes in like a lion and goes out like a lamb."

「あなたになら言える秘密のこと」と、わたしの症状について

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スペイン映画です。

 

甘めのタイトルに反して、内容はたぶん……R18くらい。(主人公の過去の告白シーンについては、子供には鑑賞は奨められないと言われています。ただし残虐な映像はなし。)

 

とてつもないです。

 

ユーゴスラビアボスニア・ヘルツェゴビナクロアチアの、内戦、民族浄化をご存知でしょうか。

 

民族浄化って、

敵の民族の女性を強姦して、自分たちの血を受け継ぐ子供を強制出産させることです。

 

ちょうどわたしが、東京で働いていた時代に、この民族浄化は行われたのです。

たくさんの女性が、いくつかの施設に収容され、繰り返し強姦され、出産させられました。

また激しい暴行、拷問が日常的に行なわれ、非人間的な殺戮が繰り返され、それは先進国側の兵士によっても行われたのです。

 

わたしは、全くそれを知らずに、毎日通勤し、たまに友達と遊びに行き、ああ、誰かと恋愛できないかなあーなんて、考えていました。


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最近、

毎日毎日、

この映画のいくつかの場面を思い出します。

 

いま、わたしの状態は、

安心感からの、PTSD症状が顕著にでる過覚醒の状態だそうです。

繰り返されるリアルな夢、現実と区別がつかない夢、頭に貼りつくいくつかの映像、特にコンクリートに横たわる、向こう側を向いた女性の映像、突然口をついて出る、自分自身に対する激しい言葉、そして将来への、はっきりした不安、絶望感。

 

わたしはこれは全て悪いものだと思っていましたが、カウンセラーからは、違うと言われました。

 

いまやっと、21年以上の全身の緊張感が少し抜けて、トラウマが少しだけ解凍されたようです。

 

そのため、今までより、不眠や悪夢、解離症状、絶望感などが激しく起こっているそうです。

 

わたし自身、これではだめではないか、ひととしてもう生存は許されないのではないか、と感じる領域に入りましたが、それは、複雑性PTSDの強い過覚醒によるものだそうです。

 

また、これは、ここしばらくわたしに関わってくださった方々由来ではない、昔の出来事によるトラウマ、また長期DVによる症状だそうです。

いま、わたしを思ってくださいます方々には、全く関係ないことです。

 

映画にでてくる主人公のクロアチア女性は、悲惨の限りを尽くした筆舌に尽くし難い経験をしたのですが、ある重症患者との出会いが、少しずつ彼女を、外の世界に連れ出します。

 

最初は、海に浮かぶ油田の採掘船のゆらゆら揺れる不安な映像から始まるのですが、ラストは、彼女の子供たちの美しい映像で終わります。

 

ただし、大ハッピーエンドではなく……辛い苦しい思い出せない悲惨な過去は、消されることなく続いていて……

 

「ある日わたしは突然泣き出して、部屋は涙で洪水になってしまう」と、彼女が男性に語るように、辛い苦しい体験は、乗り越えるものでもなく、また、「感謝や恵み」でもなく、連綿と続く時間の中に存在しています。

 

わたしは、

何故かこういう苦しい映画を見ては、吐いたり眠れなくなるのが常ですが、……たぶん、もう一生この映画は見ませんが……

 

深く深く、わたしに傷をつけました。

 

きっと、

PTSDは、いま、そうであるように、

安全だな、と思う瞬間から始まります。

 

今なら安心して、出せる、と感じるからだそうです。

 

もう、1年がたとうとしていますが、わたしの中では全くわかりませんが、とにかくふと、日常生活に顔をだし、傷つけるのがPTSDです……

 

どんなに幸せだと思っていても、さらに上をいきます……

 

きっと何年もたって、ああ良かったなあ安心だなあという環境になっても、道端や家の中やどこかで、わたしはまた突然泣いてしまったりします……

 

でもそれは、長くお付き合いしていくPTSDだから……わたしはそれをわたしに許していかないと……。なぜなら、それは、今に至る1本の道だから。

 

あなたになら言える秘密のこと

 

わたしにはいま、数名の、

わたしの秘密を聴いてくださる方々がいます。

 

ばらばらに撒かれたわたしのかけらを、拾い集め、隣で語り、背中をさすってくださる方々がいてくださること、本当に感謝です。

 

いま、ゆっくりゆっくり

心の氷が溶け始めたそうです。

 

ゆっくりゆっくり

良くなっています。

 

ありがとうございます。

 

参考記事

https://s.webry.info/sp/tetsu-eiga.at.webry.info/201401/article_6.html

 

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